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旧チョイス・コーチング・・・窪田洋久の日記


在り方を伝えるテニスコーチのブログ   選択理論心理学を土台としたチョイスコーチング
by nozoharu-deepblue
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百聞は一見にしかず

学生アルバイトの頃、研修でよく言われました。

「口でああだこうだ、言うよりもデモンストレーションを一回見せたほうが相手には伝わりやすい。」

確かにそうですね。
自分がどんな打ち方をしてるのか、言われるよりビデオでも撮って見た方が自己評価がグッと高まるはずです。

私達は、聞くより、見たほうが早く理解できるようです。

CDを何度も何度も聞いているのに、生のコンサートに行くと感激しませんか?
(最近、行ってないなぁ。。。)

まさに、『百聞は一見にしかず』ですね。

でも、もしかするとここに落とし穴があるのかもしれません。

コーチを初めた頃、自分のアドバイス通りに打てない生徒にやきもきしました。
だんだん、イライラしたりしてました。

目に見えて変わってくると(滅多にないのですが)、私が納得していました。
他人を変えられると思っていたあの頃。(恥ずかしい)

何かその場で、その瞬間、成果を得たいのかもしれません。

これは子供のしつけで、ものすごく感じます。

いけないことをしたことを注意します。

親:「わかった?」(文句)

子供:「・・・・・」

親:「どっちなの?」(ガミガミ)

子供:「わかった。」

親:「ごめんなさい。は?」(脅し)

子供:「ごめんなさい。」

言わせた親の自己満足だけ残ります。
子供は約3分後には忘れています。

そのときに結果を求めるとこうなります。


でもそれをこんな風にしてみたらどうでしょう?

親:「わかった?」(傾聴、承認)

子供:「・・・・・」

親:「パパは〇〇ちゃんのことを信頼してるからね。」(信頼、尊敬)

子供:「・・・・・」

親:「何か、パパにしてもらいたいことはある?」(支援、交渉)

子供:「・・・・・」

で終わりにしてしまう。

どうですか?

確かに会話にはなってません。

でもそのとき、「ごめんなさい。」や「わかった」という結果を急いで求めるよりはいいと思うのです。

子供の中で、自己評価は起きているはずです。

忍耐と期待を持って、、、信頼して待ってみる。




私達は目に見えるものに心を奪われがちです。


その人の未来を見てあげられたら、きっと素敵な関係が築けると思いませんか?

by nozoharu-deepblue | 2010-01-14 06:42
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